- 複雑な心境[ 2011-03-07 21:28 ]

Different gear still speeding by BEADY EYE
2009年 8月28日 パリで行われたロックフェスタのバックステージで、
アホの弟リアムが、兄ノエルのギターを叩きつけて壊し、
わたしの大好きなバンド オアシスは結局終了するに至った。
と 言うのも、
キャラガー兄弟の不仲はファンならずとも周知の事実だったし、
口喧嘩などは デイリールーティーンだった。
リアムがレコーディングに現れなかったのも一度や二度ではなかったし、
コンサートをすっぽかされても、
またか と受け入れるしかなかったのが
オアシスファンの正しい在り方というものだ。
だから、ギターを壊した 壊されたごときことで、
オアシスが終了してしまうなんて
わたしは夢にも思っていなかった。
2年か3年の充電期間に入るのかな~と考ええていただけだった。
ところがそんなわたしの期待を裏切り、
オアシスは本当に終了し、リアムが新しいバンドを作った。
名前をビーディーアイと言う。
厳密に言えば、
わたしはリアムファンだ。
でもそれは、オアシスの中だからこそ言えたことで、
ノエルとリアムが袂を分かつなら
リアムに付いて行きます!と、言うような単純な話ではない。
今までたくさんの音楽を聴き、
のめり込んでも来たが、
オアシスは特別の存在だった。
どれほど仲が悪く、こころが通じ合わなかろうとも
オアシスとはノエルとリアムそのものだった。
ノエルの紡ぎだす美しいメロディーと
リアムの声、カリスマ性だった。
そのどちらが欠けても駄目なのだ。
仲の悪い兄弟は そして揃ってビートルズの熱狂的なファンだ。
それは、彗星のごとく現れてあっと言う間にスターになってからも
決して変わることはなかった。
その口がどれだけ暴言をはき、
高飛車な態度をとろうとも。
メロディーメーカーとしての兄を過小評価し、
自分はそれ以上の才能があると豪語しているリアムも
ジョンレノン以上のものを作りだすことなど不可能だど
常に言っている。
ビートルズは確かにすごい。
天井に燦然と輝く星かもしれない。
けれど、
ノエルの音楽にもまた、この人にしか作りだせないムードがある。
そしてそのメロディーを、
呼吸するがごとく自然に吸い込み、歌うリアムには、
他の誰とも違う愛おしい音域があった。
わたしにとってそれは
ビートルズに勝るものだった。
新しいバンド ビーディーアイで、
しきり屋の兄の呪縛から離れ、
天馬空を駆けるがごとき自由を得たリアムが
どれほど心地よくマイクを持って唄おうとも
その声がわたしのこころの奥をゆさぶることはないのだ。
残念ながらそのことを
少なくともリアムは知らない。
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